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山用語 区分(3221:山語・登攀・グレード)、あいうえお順
 
・RCCUグレード RCCUぐれーど RCC grade
    RCCUのグレード改訂委員会が定めた岩壁登攀のグレード体系。
    UIAAグレードに準じ、それに日本独自の基準を加えて作成された。
    【自由登攀ピッチ・グレード】
    I 級:まったく易しい(三点支持不要)
    II 級:易しい(三点支持要す)
    III級:やや難しい(ロープによる確保を要す)
    IV 級:難しい(やや高度なバランスを要す)
    V 級:非常に難しい(高度なバランスを要す)
    VI 級:極度に難しい(極度に微妙なバランスを要す)
    さらに+−で細分化

    【人工登攀ピッチ・グレード】
    A0:プロテクションをハンド・ホールドやフット・ホールドにする
    A1:支点が確実で、動作も易しい
    A2:支点が不確実か、動作が難しいかのいずれか一方
    A3:支点が不確実で、動作も難しい
    さらに+で細分化
    プロテクションに掛けたヌンチャクを掴んだりするのはA0、垂壁でリング・ボルトに掛けたアブミを登るような登攀はA1、ピトンを自ら打ちながらルーフを乗っ越すような登攀はA3。
    A0は日本独自の概念である。

    【ルート・グレード】
    1級〜6級、さらに上下で細分。
    ・登攀距離、所要時間、傾斜
    ・技術的困難度
    ・プロテクションの条件
    ・岩の状態
    ・ルート・ファインディングの困難度
    ・エスケープの困難度
    ・アプローチと下降の困難度
    ・自然条件
    などの総合評価。
    ルートとしての総合評価。

     【参照】⇒グレード
・UIAAグレード UIAAぐれーど UIAA grade
    UIAA(世界山岳連盟)が定めた岩壁登攀のグレード体系。
    もともとが、ヨーロッパアルプスを中心にした登攀の難易度を表現するための基準であった。
    フリークライミングの難易度の向上と伴に自由登攀のグレードは実質、上限がなくなりつつある。
    日本でもこれを元にRCCUでグレードが策定された。

    【自由登攀ピッチ・グレード】
    I 級:まったく易しい(三点支持不要)
    II 級:易しい(三点支持要す)
    III級:やや難しい(ロープによる確保を要す)
    IV 級:難しい(やや高度なバランスを要す)
    V 級:非常に難しい(高度なバランスを要す)
    VI 級:極度に難しい(極度に微妙なバランスを要す)
    さらに+−で細分化

    【人工登攀ピッチ・グレード】
    A1:支点が確実で、動作も易しい
    A2:支点が不確実か、動作が難しいかのいずれか一方
    A3:支点が不確実で、動作も難しい
    さらに+で細分化

    【ルート・グレード】
    1級〜6級、さらに+−で細分。
    ルートとしての総合評価。

     【参照】⇒グレード
・UK・グレード UK・ぐれーど UK grade
    イギリスで採用されているグレード体系。
    ルートの核心部と全体との2本立ての表記がなされる。
    核心部のグレードは、一桁の整数とabcを組み合わせて表記し、5.10bが5b、5.11aが6a、5.12aが6b に相当する。
    ルート全体のグレードは、Eと一桁の整数を組み合わせて表記し、E1〜E9まである。

     【参照】⇒グレード
・RP あーるぴー RP
    レッド・ポイント(red point)の頭文字、トポにでてくる略号。
     【同義】⇒レッドポイント
・アビュー あびゅー a vue(仏)
    事前の情報なく一回目のトライでルートを完登することをさす。「オンサイト」に同じ。「オンサイト」は英語、「アビュー」はフランス語。
・一撃 いちげき (俗)
    クライミングの完登基準のひとつで、一回目のトライでルートを完登することをさす。事前の情報なく登れば「オンサイト」となる。2回目に登ることを二撃とも言う。
・OS おーえす OS
・オンサイト おんさいと onsite
    クライミングの完登基準のひとつで、トポ以外の事前の情報なく、他人の登りも見ないで、一回目でルートを完登することをさす。「一撃」、「初見」ともいう。本来は「現場で」と言う意味。
     【参照】⇒フラッシュレッドポイント
・完登 かんとう 
    フリークライミングで、そのルートを、途中落ちることなく、ロープ、プロテクションに頼ることなく、完全に登ること。
    完登には、そのルートの登攀回数などから以下のような基準がある。


     【参照】⇒オンサイトフラッシュレッドポイント

    完 登 基 準
     名 称 内 容 別 称
    1オンサイト 1回目で登った。難しい。一撃、初見、アビュー(仏)
    2フラッシュ 1回目だが他者の登りを見てから登った。
    オンサイトより楽。
     
    3レッド・ポイント2回目以降で登った。フラッシュより楽。 

    また、登攀のスタイルとして以下のようなものもある。
    登 攀 ス タ イ ル
     名 称 内 容
    1マスタースタイルリードでクイックドロー、カム類をプロテクションをセットしながら登った。難しい。(日本独自)
    2プリセット リードで、あらかじめクイックドロー、カム類をセットして登った。マスタースタイルより楽。(世界基準) 別名・ピンク・ポイントともいう。
    3トップロープ トップロープで登った。リードより楽だが、「完登」と認めない人もいる。
    4リハーサル 何回か落ちながらも登った。落ちているのでトップロープでもリードでも同じレベル。
    5ヨーヨースタイル日本ではビックウォールが少ないので無視されている。
    ロワーダウンと呼ばれることもある。
・グレード ぐれーど grade
    山の難易度を表す等級づけを言う。
    難易度は、登るスタイル、使用するギア、その山岳地域の状況、その時の天気などの状態、感性など普遍的に決めることできない要素が多い。それゆえ、多くの基準がある。
    イギリス:UKグレード
    フランス:フレンチ・グレード
    オーストラリア:オーストラリアン・グレード
    アメリカ:デシマル・グレード
    また、国際的な機関としてUIAA(国際山岳連盟)があり、ここでもグレードの表を出し、各国のグレードとの比較も行っている。
    日本においても、各種のグレードが存在し、どれが正しいと言う基準はない。フリークライミング(特にボルダリング)では、ソロバン方式と呼ばれる級・段による表記もあるが、一応、UIAAのグレードに準じてRCCUが定めたRCCUグレードとフリークライミングでよく使用されるデシマルグレードでの表記が多い。
    RCCUとデシマルグレードで表記されたグレードを敢えて簡易的に書くと次のようになる。
    しかし、下記の表は絶対ではなく、書物、人により差異がある。

     【参照】⇒RCCUグレードUIAAグレードUK・グレードデシマル・グレードフレンチ・グレード

    グレード
    RCCUデシマル 内 容
    T まったく易しい
    U 三点確保を要す
      ―
    V
      +
     やや難しい
    (ロープの確保が必要)
      ―
    W
      +
    5.2
    5.3
    5.4
    難しい
    (バランスを要す)
      ―
    X
      +
    5.5
    5.6
    5.7
    非常に難しい
    (高度なバランスを要す)
      ―
    Y
      +
    5.8
    5.9
    5.10a
    極度に難しい
    (極端に微妙なバランスを要す)
        5.10b
    5.10c
    5.10d
    5.11a
     
・初見 しょけん (俗)
・デシマル・グレード でしまる・ぐれーど decimal grade
    アメリカと日本で採用されているグレード体系。
    アメリカで使われていたものが、フリー・クライミングが伝わるのと同時に日本に伝わった。
    5.9のように小数(デシマル)のように表記するので、このように呼ばれている。
    先頭の「5.」はクラス5を表す。小数点以下は、さらに細分化したグレードになるが、実質クラス5のみに小数点以下が与えられている。
    また、5.9の次は6.0に移行するはずだったのだが、フリー・クライミングのレベルの向上により、5.10→5.11→5.12……と表記されるようになり、さらに細分化して5.10a→5.10b→5.10c→5.10c→5.11a・・・となっている。小数点以下に上限はないが、現在の世界最難ルートは5.15aくらいか。

    クラス1:ハイキング程度
    クラス2:時として手を使う。ハイキングコースの鎖場程度
    クラス3:三点確保が必要。初心者はロープがないと不安を感じる
    クラス4:原則としてロープによる確保が必要。ベテランならプロテクションは不要。
    クラス5:プロテクションを必要とする。通常のクライミングの岩場。
    クラス6:人工登攀

    フリークライミングでは、初心者は5.5ないし5.9を登り、5.10を登るようになると初級者卒業というのが、一般的に言われ、5.10程度を楽しむ人が多いと言われている。

     【参照】⇒グレード
・ノーテン のーてん (和)
・ノーテンション のーてんしょん no tension
    テンション(途中ロープにぶら下がって休まずに)しなかったことを指す。通常のフリークライミングでは、テンションすると完登したことにならず、ノーテンション、ノーフォールが完登条件となる。略してノーテンともいう。
・ピンクポイント ぴんくぽいんと pink point
    フリークライミングの完登基準のひとつで、クラックに事前にカム等のプロテクションをセットしてから完登すること。
    クラックでも、レッドポイントというと、カム等のプロテクションをセットしながら完登することを指すが、カムの”効き”は、即フォールにつながり危険を伴うのでので、事前にセットしておく場合がある。このようにして完登した場合を「ピンクポイント」という。
・フラッシュ ふらっしゅ flash
    フリークライミングの完登基準のひとつで、ルートに取り付かない限り事前の情報は何でも得られ、他人の登りも見てもよいが、一回目のトライでルートを完登すること。
    フラッシング、ベータフラッシュと呼ばれることもある。
    Flashには本来「(光のように)ぱっと伝える」の意味がある。

     【参照】⇒オンサイトレッドポイント
・フレンチ・グレード ふれんち・ぐれーど French grade
    フランスのグレード体系。フランスの代表的な岩場、フォンテンブローの名前を取って、フォンテンブロー・グレードと言われることもある。
    1桁の整数とabcを組み合わせて表記され、さらに+を付して細かく表記される。
    5.10aが6a、5.11aが6c、5.12aが7a+に相当する。

     【参照】⇒グレード
・プリセット ぷりせっと pri-set
    クラックを登るときに事前にカム類とクイックドローをセットしておくなど、事前にプロテクションにクイックドローをセットしてリードで登攀すること。
    インドアのクライミング・ジムは、大抵、プリセットされている。

     【同義】⇒プリプロテクション
     【参照】⇒マスタースタイル
・ベータ べーた beta
    ギリシア語アルファベットの第2字、Bに相当する文字。β。
    米国のフリークライミング環境では、「ルートに関するムーブ情報」を指す。
    「data」が訛ったか、ベータフラッシュがオンサイト・フラッシュに対して「2番目」の難度の意味から「情報を得ている」に転じたものか、語彙の由来は定かでない。

     【参照】⇒ベータフラッシュ
・ベータフラッシュ べーたふらっしゅ beta flash
    フリークライミングの完登基準のひとつで、@トポを見ても良い、Aルートに関するムーブの情報を得ても良い、B他の人の登りを見てはいけない、C生涯で初めて、そのルートに取り付く、の条件を満たして、フォールせず、ハウンドドックせずに、そのルートを登りきること。
    この語彙が、初めて日本の書籍(雑誌、HPではもっと古い)に掲載されたのは、2005年初版の「フリークライミング」(山と渓谷社・北山真/杉野保/新井裕己/共著)と思われる。その記述が上記のような4条件であり、オンサイト、フラッシュ、ベータフラッシュに以下のような完登基準を設けていたのが特徴である。


     【参照】⇒オンサイトフラッシュレッドポイント

    完 登 基 準
     名 称@トポを見る事Aルートに関するムーブ
    の情報を得る事
    B他の人の登りを見る事
    オンサイト 良い 得ていけない得ていけない
    ベータ・フラッシュ 良い 良い 得ていけない
    フラッシュ 良い 良い 良い
    (初めての取り付きである条件は、3つとも同じなので除いて記述した)


    しかし、杉野保氏のHP、および、「The Climbing Dictionary」の分類では、上記AとBは、「ルートの情報を得る」として一緒にされ、ベータ・フラッシュ=フラッシュとの記述となっている。 すなわち、同じような表を作ると以下のようになる。
    完 登 基 準
     名 称@トポを見る事ルートの情報を得る
    オンサイト 良い 得ていけない
    ベータ・フラッシュ 良い 良い
    (初めての取り付きである条件は、2つとも同じなので除いて記述した)


    歴史的な経緯を考慮すると、オンサイトとフラッシュ(ベータ・フラッシュ)の2種に分けた後者の方が、より一般的と思われる。
・マスター ますたー (和)
・マスタースタイル ますたーすたいる (和)
    クライミングの完登基準の言葉のひとつで、取付点から終了点まで自分自身でプロテクションをセットしながらノーフォールで登りきること。プロテクションをセットする分、難度が高くなる。日本独自の呼称。

    【フリークライミング 入門とガイド-大岩純一、大岩あき子編-1989刊】に出典がある。1989年当時は、まだ使用されていたが、「レッドポイント」に集約され、国際化の中で使われなくなってきている(2004年)。

     【同義】⇒レッドポイント
・ヨーヨースタイル よーよーすたいる 
    フリークライミングのスタイルの一つで、墜落した後は、手を離して休めるところまで降りて(1ピッチの場合は最初から)再びトライしながら登りきるスタイル。ロアーダウンスタイルともいう。数日かかるような長いルートの場合、あるいは昔のフリークライミングで、完登した基準のひとつとなる時代があった。
    フリークライミングは、ピトンを打ち付けて岩壁を登ることの否定として発展してきたが、最初から現在(2007年)のような考え方ではなかった。その中で、現在の「ハングドック」を許さない、つまり、フォールしたら、ハングドックさせず、最初(手を離して休めるところ)からやり直し(多くの場合自分でセットしたプロテクションはそのままで許された)た場合のみ完登とされることがあった。多くは、ビッグウォールのあるアメリカ、ヨセミテあたりでの基準とされた。
    しかし、その後、ヨーロッパの強烈な強さの前にスタイルの論争もあったが、結局、ヨーヨースタイルはすたれていった。
    もっとも、日本では、ビッグウォールが少ないのと、そこまで厳密なスタイルは、無視されていたようだ。
・リハーサル りはーさる rehearsal
    本来は「下げいこ」の意味。オン・サイト/フラッシングを諦め、レッド・ポイントを目指して、トップ・ロープやハング・ドッグを利用して、反復練習すること。

    限界か限界以上のルートを登るときに使うが、この場合ロープを墜落防止のためでなく、練習道具として利用するのでフリークライミングの「フリー」となるか意見が分かれる。

     【参照】⇒オンサイトフラッシュレッドポイント
・レッドポイント れっどぽいんと red point
    クライミングの完登基準のひとつで、2回目以後のトライで完登すること。通常リードクライミングでの完登を指すが、岩場の状況によりトップロープによる完登を指す場合もある。

    また、フリークライミング関連の書物では、「RP」との略号を使用することもある。

    1970年代、クルト・アルベルトがヨーロッパにフリークライミングを紹介し、フリー化したルートの取付点に赤丸(レッドポイント)を書いた。そこからレッドポイントと言う言葉が生まれたそうだ。【出典:生と死の分岐点 ピット・シューベルト著P92】

    ちなみに、1回目のトライで完登した場合、誰かの登りを見たりすれば、フラッシュ、そういうこともなく、まったくの初めてであれば、オンサイトと呼ぶ。

     【参照】⇒完登オンサイトフラッシュ

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